株を理解していくにあたり、メリット・デメリットそれぞれ見ていきましょう。
株のメリット
株を所有することで生まれるメリットには大きく4つあります。
1.株価上昇による利益(キャピタルゲイン)
まず株といえば、株価が上がった下がったかで利益が出たのがどうかです。
例えば、所有している株式の株価が上昇した際、売却して利益が確定することをキャピタルゲインと呼びます。すごく簡単に言えば「買ったときの株価の値段よりも、売却する際の値段の方が高く、利益を得られた」ということです。
A社の株を100株、100万円で購入しとします。その後、株価が5%上昇すれば、株価は105万円となります。ここで売却を行えば5万円の利益を手に入れられます。
これがまず、1つめの株のメリットです。
2.配当金(インカムゲイン)
所有している株価に基づいて、会社から利子(配当収入)を得ることができます。
これは株主の権利です。配当金による利益はインカムゲインと呼ばれます。
例えば配当利回りが4%の株を100万円分所有していたら、単純計算で約4万円の配当利回りを得ることができます。
先ほどのキャピタルゲインとは異なり、売却しなくても利益を得られるのが配当金です。
3.株主優待
株を所有していることで、その会社から優待を受けることができます。
テーマパーク関連している会社だったら、その会社が運営している「テーマパークの割引券」、飲食店関係の場合は「食事券」などです。
ただ、株主優待を受ける条件としては、「会社の決算月の権利確定日まで株を所有していること」が条件になります。
また会社によっては、300株以上保有でなど、保有数にも条件があったりします。
4.株主総会の参加資格
株主総会に参加できるというのが株のメリットでもあります。
あまり積極的に株主総会に参加したいという理由で株を購入する方は少ないと思いますが、これも1つのメリットです。「株主総会」の会場では、食事の提供や、株主へのお土産などがもらえたりします。有名な経営者を生でみることができます。
以上、株のメリットとしては大枠上記4つでしょう。
株のデメリット
一方株のデメリットとはどのようなことでしょうか?やはり考えられるのは、「株価の下落」による損失になるでしょう。
一番のデメリットであり、最大のリスクでもあります。A社の株を100株、100万円で購入しとします。その後、株価が5%下落すれば、株価は95万円となります。ここで売却を行えば5万円の損失をしてしまったことになります。
せっかくかく株を購入しても損失になってしまっては、株主優待も配当も正直あまり意味がありません。損をしない為にも、その企業の経済状況なども把握しておく必要はあると思います。
メリット・デメリットを十分に把握をしたうえで楽しい投資生活を送れるように
していきましょう。