サイトアイコン 株式投資をゼロから学ぶ「株ゼロ」

企業分析-株式会社ソリトンシステムズ(3040)

企業分析-株式会社ソリトンシステムズ(3040) サムネイル

今回はセキュリティ関連銘柄として必ず名が挙がる東証一部に上場している株式会社ソリトンシステムズについて企業分析をしていきたいと思います。

株式会社ソリトンシステムズの事業全体像

リトンシステムズ社はセキュリティ対策ソフトとITセキュリティ製品の開発販売が事業の軸となってます。映像伝送や人感センサーなど育成しております。事業としては大きく3つあります。

ITセキュリティ事業

ソリトンシステムズ社の主力事業がITセキュリティ事業。
ネットワークセキュリティソフト、テレワーク関連ソフト、ID管理やサイバー攻撃ソフトなど数多くのセキュリティ対策ソフトを販売しております。

海外子会社があり、そちらで開発等もしております。

直近では新型コロナウィルスによりテレワークが普及しそのテレワーク関連にソフトの販売が伸びているようです。
2020年3月より、新規顧客向けに期間限定で無償提供をしてフリーミアム方式で本契約に結んだりしております。

映像コミュニケーション事業

映像コミュニケーション事業では、簡易中継システムなどを提供するしています。
東京オリンピック・パラリンピックの開催で「Smart-telecaster ZAO-S」というサービス
を導入予定です。他にもクラウドサービスを活用した映像配信システム等もあります。
小型映像電送器を開発をしており、防災や治安改善向けに販売数を伸ばしています。
株式会社NTTドコモが第5世代移動通信システム(5G)を利用したサービスを提供する
ソリューションとして、Zao-SHとCloud Viewが採用されています。他医療分野向けのサービスも行っています。

Eco新規事業開発

Eco新規事業開発では、映像コミュニケーション事業と協力し超短遅延映像伝送システムの開発を行っています。主に部品の開発/販売からシステムの開発/提供に事業の軸足を移しているようです。

業績について

今回はソリトンシステムズ社の決算説明資料は見当たらなかったので、決算短信から見ていきます。

<ITセキュリティ事業>

売上高は11,123百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益は2,018百万円(前年同期比39.1%増)となってます。

<株価>

ここ3年の株価です。コロナショックで一時800円を割っておりましたが、現時点では最高値を更新、約2,200円前後で推移しています。

3C分析

今回は3C分析でソリトンシステムズ社を見ていきます。

Customer(市場・顧客)

セキュリティ分野は今後も伸びてくるでしょう。
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進があるのでその中でもクラウドが注目されています。
2020年から2023年にかけては消費増税による景気の下振れリスクが高まるとされてましたが、東京オリンピックも含め国内イベントが多く国際的にも注目されているためサイバー攻撃が不安視されています。その為防御や検知などの需要は拡大をしていくでしょう。
またリモートワークも以前に比べると提供がない企業・個人が増えてきています。その為テレワーク関連にセキュリティは今後さらに拡大していきそうです。

Competitor(競合)

商品単体で比較すると競合は様々です。デジタルアーツ、NEC、サイバーセキュリティクラウド、HENNGEなど。
ただ総合的に見た際に競合となる企業はいないのではと言われています。

Company(自社)

独立系ITメーカーの強みを活かし、画期的な製品やサービスを開発・提供をしています。
またサービスラインナップが豊富でクラウドを活用したITセキュリティに力を注いでいるのも注目点。
他のセキュリティ対策会社と比較しても技術力には定評があるようです。国内では大手や自治体に対してもサービス提供しているため
実績があります。今後海外展開に注目していきたいところです。

まとめ

ソリトンシステムズ社だけではなく、セキュリティ対策関連の企業の将来性として挙げられる点としては人材ではないでしょうか?システムエンジニア、プログラマーなどの人材は今特に採油できないと言われています。
今後良い商品や商品のブラッシュアップしていく際に人材はとても重要になってくると思います。
ただセキュリティ市場はまだまだ今度伸びてくる市場だと思います。またセキュリティ対策ソフトなどは月額の金額(ランニングコスト)
であることが多いの収益も安定します。そこの部分も投資の判断材料にしてみてはいかがでしょうか?

あわせて読みたい

モバイルバージョンを終了