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ビジネスパーソンが投資をしている割合はどのくらい?

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株式投資をはじめ資産運用をしている方のイメージは昔からシニアのイメージがあります。ただ最近では、テクノロジーの進化によりスマートフォンで簡単に株式投資など投資がしやすくなりました。
株式投資では企業の株を保有するには最低100株からで数十万が必要でしたが、
今では各サービスを利用することで1株からで数千円から株を保有することができます。
これで若いビジネスパーソンも株式投資や資産形成に積極的になっているといわれています。では実際に投資をしている割合はどのくらいなのでしょうか?

ビジネスパーソンが投資をしている割合

金融庁が発表をしています、
「若年層を中心とした個人による投資の現状とNISAの利用促進に向けた課題に関する調査」のデータを参照すると以下の結果となっていました。

〈男性〉
20代 21.9%
30代 41.2%
40代 42.8%

出所:金融庁「若年層を中心とした個人による投資の現状とNISAの利用促進に向けた課題に関する調査」
報告書

〈女性〉
20代 8.7%
30代 16.2%
40代 26.2%

出所:金融庁「若年層を中心とした個人による投資の現状とNISAの利用促進に向けた課題に関する調査」
報告書

男性で見てみると、20代の約5人に1人は投資をしていて30代になると約2倍に増えてます。約4割が投資経験ありとの回答です。
女性で見ると、20代の割合は8.7%と低いですが、30代に入ると男性と同様に2倍に伸びています。

40代になると男性の割合はほぼ変わらない状態で女性は少し増えています。男性は30代から投資をする人が増える傾向です。お金に少し余裕が生まれるのとライフスタイルも変わってくるタイミングなのでこの機会にお金について見直すのかもしれません。
女性40代で割合が増えるのも将来を見据えて「老後の生活資金」を意識するのではないでしょうか?将来のお金の不安から投資を意識、または、始めるのでしょう。

ただ上記の回答は「投資経験があるか?ないか?」という質問です。継続して投資をしている割合はもしかすると少ない可能性もあります。

「複利」を考えると早めに

データを見るとまだまだ投資経験をしている人の割合が少ないイメージです。投資には「早くはじめるほど有利」な側面があります。「複利」の効果です。資産運用ではこの考え方は何度も出てきます。

20代、30代からすると、老後は数十年後という先のことかもしれません。
しかし、投資には「早くはじめるほど有利」な側面があることも忘れてはいけません。
複利とは、資産運用によって生まれた利子や利益を元金に組み込むことで、
さらに利益を増やす流れのことです。要は雪だるま。お金が雪だるま方式で転がすと大きくなっていく。
ということです。その為投資している期間が長ければ長いほど資産も増えていくのです。
条件が同じなら、早くはじめた方がより大きな資産をつくれる可能性があるのです
数十年先を見据えて若いうちからコツコツ準備しておくべきです。
その為まだまだ20代、30代で投資経験が少ないことから「複利」の強さを理解していないのでしょう。

それを理解しないで、老後資金がない。年金がでないかも…とただ不安に思っているだけではだめですね。自ら考えて行動しましょう。少しでも投資をする方が増えるといいと思います。

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