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少額でも投資家が可能?!ミニ株(単元未満株)とは?

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株式投資というと資金がたくさんなければできない…という印象ありませんか?
どの銘柄に投資をするのかによりますが、確かに株式投資をするにはまとまった資金は必要になります。
ただ、最近は少額でも投資ができるシステムが増えてきています。
LINE証券やネオモバなど。今回はそれ以外でも少額で株が購入できる仕組み「ミニ株(単元未満株)」について解説をしていきます。

ミニ株とは?

ミニ株とは、名前からイメージできると思いますが、通常の現物株取引のミニ版で
少額から購入できる株取引のことミニ株と呼びます。
どのくらいミニで株取引が可能なのかというと単元の1/10で株を購入できます。
さらに少額で購入できる取引が「単元未満株取引」で、1株から購入できるのです。

そもそも株取引は通常「単元」と呼ばれる取引単位で売買しています。
なぜ100株かというと…昔からの名残りだとか。基本的に、1株だけといったバラ売りはしていないということです。それを可能にした仕組みがミニ株(単元未満株)です。

<イメージ>
ソフトバンクグループ (9984)株価 5,075円 ※現在

100株購入の場合   必要資金507,500円(手数料の除く)
■ミニ株10株の場合   必要資金57,500円(手数料の除く)

となります。今まで資金がなく購入したい銘柄をあきらめていても、このミニ株(単元未満株)を利用することで購入することができます。

ミニ株のメリット

ミニ株を行う上でのメリットを抑えておきましょう!
ミニ株のメリットは大きく2点あります。

少額から参戦できる。

なんといってもミニ株のメリットの1つは、少額で購入できるという点です。特に有名な企業の株となるとまとまった資金が必要になります。
株式投資初心者の人もいきなりまとまった資金で購入するのは難しいでしょう。精神的にも厳しいですが、少額となればハードルも低いので参戦できます。
ミニ株だと欲しい銘柄が買いやすくなります。
また少額なのである程度失敗しても生活が苦しくなることなどは滅多にないと思います。
その為色々挑戦できるという点もミニ株の良さといえるでしょう。

分散投資がしやすくなる。

投資の基本は分散投資です。分散をしないと損失リスクが高まります。
集中投資であると、その銘柄が急落すれば損失となりますが、複数銘柄に投資をしていれば他の銘柄でカバーできる可能性があります。
通常の単元での取引となると数百万ないと難しい場合があります。
ミニ株であると、少額の為、あまり資金がなくても何種類もの株を購入できるので分散投資をすることができます。多くの投資先へ分散することで自分の資産を守ることができます。

ミニ株のデメリット

ではミニ株のデメリットは何でしょうか?

購入コストが割高

ミニ株は実は通常の単元購入の時よりもコストが割高になります。
100株を購入する場合は一度の手数料のみとなりますが、ミニ株でコツコツ10株つづ購入した際は10回の手数料を支払うということになります。ミニ株を購入する場合は取引ごとに手数料がかかる点がデメリットといえます。
ただ、インターネット証券を開設している人が多いと思います、ネット証券の場合はそもそも手数料が低くおされられているのでそこまで気にならないかもしれません。

始値のみの売買

ミニ株の注文方法の特徴の1つとして、ミニ株は始値でしか売買できないというルールがあります。通常単元株の取引では、成行注文の他に金額を指定できる指値注文など注文方法を選択することができますが、ミニ株では成行注文のみになります。その為想定していた金額で購入できない場合がほとんどでしょう。
場合によっては、割高な値段で購入することになるかもしれません。

購入できない場合もある

実はミニ株は全ての証券会社で取り扱いがあるわけではありません。いざ購入しようと思っていて探しても対象銘柄がミニ株対象外の可能性もあります。
保振(証券保管振替機構)に所属していない企業の銘柄が購入できないようです。
また証券会社によっては、ミニ株自体を取り扱っていない可能性もあります。
事前に調べておくといいでしょう。現在では、見る限りだいたいの銘柄は取引可能となっていると思います。

ミニ株はまとまった資金がなくても気軽に始められるので、株式投資初心者向けではないでしょうか?
もちろんミニ株でも、単元株と同様に配当金や株主優待を受け取れますので
少しでも投資に回せる資金があるのであれば、ミニ株を利用して投資をすることも良いと思います。ちょっと気になっている銘柄がある、ちょっと投資が怖いと思っている方は、
ミニ株投資から始めてみるのもいいと思います。

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