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企業分析-メドピア株式会社(6095)

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今回は2003年に設立され2014年にマザーズ上場し2020年に東証一部に市場変更した医師向けコミュニティサイト等を運営するメドピア株式会社(6095)を簡単に分析していきたいと思います。

メドピア株式会社(6095) の事業全体像

メドピア社は、主に医師向けコミュニティサイト、人材紹介サービスの運営、医師会員へのネットリサーチサービスが主力事業としています。大きくは2つの事業「ドクタープラットフォーム事業」「ヘルスケアソリューション事業」 となっています。さらに細かく分かれていて、「集合知プラットフォーム事業」「プライマリケアプラットフォーム事業」「予防医療プラットフォーム事業」になっています。

集合知プラットフォーム事業

メドピア社と言えば、まず医師専用コミュニティサイト「MedPeer」が主力事業です。全国12万人の医師会員が、薬剤の口コミや症例など、臨床経験を閲覧することができるプラットフォームとなってます。医師の3人の1人が参加しているサイトと言われています。無料で登録ができ医師のみが投稿可能になっています。プラットフォームとして様々な情報の展開、共有をしています。

さらにプラットフォームでの会員数を利用しながら横展開のサービスをしています。 医師の転職・アルバイト情報サイトや 医師向け人材紹介、 医師の開業・経営支援サービスを行っています。

プライマリケアプラットフォーム事業

プライマリケアプラットフォーム事業では、 薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメド」を運営しています。 調剤業務に活かせる医薬品情報や事例集を、医師と薬剤師に対して提供をしています。薬剤師だけのQ&Aや調剤の悩みも解決できるサイトとなってます。

かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」。 薬局と患者をつなぐアプリで、いつもの薬局を安心で便利なかかりつけ薬局に気軽に相談できるようになってます。 処方せん送信・チャット相談・お薬手帳といった薬局を便利に安心して使えるような目的として作られてます。

予防医療プラットフォーム事業

医師によるオンライン医療相談「first call」。 自分と家族の健康の悩みや疑問に、チャットやテレビ電話で専門医が実名で回答できます。今後期待される遠隔診療分野のサービスとなってます。月額550円で何度でも医師に相談できるようになってます。

他サービスとして、管理栄養士による食生活コーディネートや医師と患者をむすぶメディカルサービスなども展開をしています。

業績について

今回はの2021年9期決算からメドピア社を見ていきます。

コロナ禍が追い風となり売上高、営業利益を伸ばしています。

<株価>

株価は過去3年間1,000円台を推移していましたが、新型コロナウィルスの影響で 遠隔医療関連銘柄としても注目を浴び上場来高値を更新し7,000円台となっています。

3C分析

今回メドピア社は3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

一時オフライン活動がメイン市場でしたが、オンライン化が中心となりコロナ禍でより遠隔などのオンライン化が必須となってきています。 これまでWebマーケティングに積極的ではなかった中堅製薬企業の利用が拡大しています。 オフラインが中心となる市場規模は1兆~1兆5,000億円の規模になると予測されてます。

Competitor(競合)

競合は主に、 医療従事者専⽤サイト「m3.com」を運営するエムスリー(2413)、医師・医療従事者向け教育コンテンツサイト「CareNet.com」を運営する、ケアネット(2150)、 医師プラットフォーム運営するMRT(6034)です。どの3社とも比較すると メドピア社は負けています。特にエムスリーとは大きく離れています。

Company(自社)

メドピア社の強みはプラットフォームの先行者であることです。医師会員数が多くサービスを展開することができます。また認知度も高いです。また業務締結も多くサービスを開発しています。

まとめ

今後、 CAGR40%超の成長を実現し、FY2023に150億円の売上規模を目指しています。この成長がどのくらいけるのかです。また最近注目度が高い遠隔(リモート)医療分野でどのくらい伸びていけるのかも注目していきたいところです。

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