はじめに
株式投資をわかりやすく解説する「株ゼロ」では、有望銘柄の企業分析を行なっています。今回は高配当銘柄として有名なブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)について解説していきます。
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ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)は何の会社?
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)は、世界最大規模のタバコ会社です。時価総額は、67,718百万USD(約9.7兆円)となっており、日本の高配当銘柄かつ同業で有名なJT(約7.5兆円)と比較すると、やや大きい規模の会社となっています。
通常の紙タバコだけでなく、Vuseブランドをはじめとする蒸気電子タバコや、加熱式タバコなどの販売にも取り組んでいます。
また、インドの主要タバコメーカーである、ITC Limitedの株式も29%保有しており、グローバル展開に積極的な企業です。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の配当利回りについて
そして、同社の配当利回りですが、2024年1月8日時点で、約9.72%となっています。同業のJTは約5.5%であることを考えると非常に高い配当利回りであることがわかります。
配当利回りが9%ということは、100万円投資すると毎年9万円も配当でもらえることになります。毎年100万円貯金できる方であれば、毎年投資を積み重ねていくことで不労所得を増やしていくことができるでしょう。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の株価チャート・業績について
同社の株価チャートは以下の通りです。過去5年間の推移を見ると、横ばいを続けており、最近は特に株価の下落が見立ち、配当利回りが上がっていることがわかります。株価指標であるPERを見ると、6倍と非常に割安に評価されています。
業績を見てみると、2018年以降の売上高はわずかながらも上昇基調であり、営業利益は2022年に大きく上昇していることがわかります。
キャッシュフローを見てみると、いずれのCFもここ数年安定しており、配当がいきなり途絶えるとは考えにくい状況となっており、長期保有には適していると思われます。
まとめ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)について分析しましたが、総括すると、株価は下落気味ではあるものの、業績・財務共にここ数年安定はしており、日本の同業であるJTと比較しても高配当政策を推進していることから、長期で配当目的の保有には適しているものと判断しています。
今年は新NISAが始まることから、どのような企業に投資するか迷っている方も多いと思いますが、配当目的であれば投資候補にしてもいいかもしれませんね。