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株式市場の参加者ってどんな人がいるの?

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株式市場には様々な投資家が日々取引をしています。株式市場は言ってしまえば誰でも取引は可能です。ですが、インターネット上で取引をしている個人投資家にとっては、どのような投資家が世の中にいるのかイメージしにくいでしょう。
国内の株式市場に参加しているのは、個人投資家だけでなく、様々な金融機関に加え国籍の違う機関も参加しています。今回は簡単にどんな投資家が株式市場に参加しているのかをまとめます。

株式市場の主な参加者とは?

個人投資家

個人投資家とは、文字通り個人で株式投資を行なう投資家のことです。
サラリーマンをしながら投資をしている兼業投資家も、独立して投資だけで生活している人配当金・株主優待目的で投資をしている主婦の方など、一般の投資家はすべてこの個人投資家に分類されます。
ただ、個人の為株式市場の取引額の割合から見るとほんのわずかとなります。その為、個人投資家が市場に及ぼす影響をは小さいといえるでしょう。

機関投資家

機関投資家とは、企業単位で株取引を行なう投資家のことを指します。
具体的には…
・銀行
・証券会社
・生保
・損保
・投資信託
・GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)

などが機関投資家に入ります。

取引額は、企業のお金を運用した株投資となるので、個人投資家とは比べものにならないでしょう。その為、市場への影響もとても大きいと言えるでしょう。
たまにニュースにでてくる「GPIF」。これは世界最大の年金基金で、私たちが将来貰える予定である年金を運用している機関投資家になります。GPIFの運用資金は約130兆円で、世界第2位となっています。GPIFの運用が市場にもたらす影響力は大きいです。

外国人投資家

外国人投資家は、外国の年金機構、銀行、証券会社、ヘッジファンドなどが国内の株式市場に参加しています。
時期によって変動はありますが、実は日本株の6割以上がこの「外国人投資家」によって売買されていると言われます。相場動向に影響を与える先物市場においては7~8割が外国人投資家とされてます。
「日経平均株価が500円以上動く時は背後に海外勢がいる」とも言われています。日本市場へ参加する外国人投資家と運用額はかなりの割合を占めています。その為、一番は外国人投資家の動向に注意することが大切です。

国内の機関投資家や外国人投資家の運用手法によって市場が変動する言えるので、関連したニュースでこの2つがどのように動くのか。これを把握していくと少し株式投資での
成功率が高まるかもしれません。特に、外国人投資家の動向を今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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