株式投資の書籍やコラムなどに目を通すととりあえず「分散投資」が大事だと書いてあります。確かに分散投資は大事なのはわかります。自分の資産を守るうえで分散投資は重要だと思います。
ただ投資初心者は分散投資をしていても「なんとなく…」と行っている人も多いと思います。
利益を求めるのであれば分散しすぎるよりも集中投資の方がよかったりします。分散投資の初心者が陥りやすいことについて考えます。
理解できる企業に集中投資が理想
理想論を話すと理解できる企業に集中投資が理想ではないのかなと思います。
分散投資には時間の分散や投資先の分散などありますが、初心者は気が付けば投資先が増えている。ついついポチっと株を購入してしまう。なんてことが良くあります。
最初は7社程度にしておこうと思ったが気が付けば10社以上に…なんてことも。
では実際になぜこの銘柄を購入したのかと聞かれてちゃんと説明できる人はすくないでしょう。
分散投資になるかと思って…という気休めの分散の罠にはまってしまうと思います。
投資の神様であるウォーレンバフェット氏は、投資先の企業を徹底した分析を行いの企業価値を見極め、運用資産の3分の1を集中して投資をしていました。これは集中投資になるでしょう。結果的に大成功をしています。
またウォーレンバフェット氏は「良い企業というのは多くはない。だからこそ、
良い企業が見つかったら、そこに集中的に投資をするべきだ」
とも言っています。
また世界を代表とする投資家であるのソロス氏が世界的な投資家、資産家になれたの
も為替を見極めて徹底した調査を積み上げ決断、集中投資をしたので成功しました。
当たり前かもしれませんが、集中投資することでリターンも大きいのです。
もちろんその分リスクもありますが。
ただ株式投資の本質である、「良い企業に安く投資する」という大原則で
集中して投資をすることが大切だと思います。
「良い企業にできるだけ多くの資本を託し、投資先企業と共に成長を楽しむ」という
資本主義の大原則、モノやシステムではなく、常に尊敬に足る経営者と企業を
見極める努力から始める。というのも重要だと思います。
分散投資をすることも大事ですが、分散しすぎるのも注意が必要です。
リスクヘッジをすることはできますが、利益を大きく獲得することが難しくなります。
徹底した分析調査を行い集中投資をするのも投資の醍醐味ではないでしょうか。
各投資家で投資スタイルがあるとは思います。イチ意見として参考にしてもらえればと思います。