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企業分析-株式会社オプティム(3694)

企業分析-株式会社オプティム(3694) サムネイル

今回は東証一部に上場してるIOT,AIを中心にサービスを展開をしている株式会社オプティムについて簡単に企業分析していきます。

株式会社オプティム(3694)の事業全体像

オプティム社の事業展開は大きく4つに分けれています。IOTプラットフォームサービス・リモートマネジメントサービス・サポートサービス・その他サービスです。基本はITを中心として各業界をサポートしています。

ロボットを始め、医療・小売り・建設・金融・農業など様々な分野でIT支援をしています。

農業×IT

農業分野においてAI・IoT・Roboticsを活用し農業発展を目的として展開しているプロジェクトです。最先端のテクノロジーを活用し農薬の使用量を極力抑え、残留農薬不検出のあんしん・あんぜんな農作物を栽培しているようです。

医療×IT

医療の分野では、IoT・AI技術を組み合わせてサービスを展開しています。その一つにオンライン診療サービスとしてビデオ通話などで診療ができるサービスを開始しています。また医療画像診断支援のプラットフォームも提供をしています。

また手術支援ロボットシステムを共同で開発をしています。

水産×IT

水産業の分野ではAI・IoT・ロボットを取り入れて生産量・品質の向上、コスト削減するサービスを展開しています。養殖場にビッグデータの管理・解析を取り入れています。

製造×IT


製造業には、作業内容の分析や事故によるダウンタイムを削減し、稼働率を向上し売上・利益向上を実現しています。24時間365日のリアルタイム監視や危険エリアへの侵入検出、メンテナンスの遠隔作業支援など。

コールセンター×IT

コールセンターの業務効率化もしています。議事録など面倒な書き起こしはAI音声認識でテキスト化するサービスとなっています。文字起こしの手間を省くことができます。

その他

最近はコロナ禍によりテレワークの需要が高まっています。そこでテレワークの支援サービスを提供しています。モバイル端末管理です。

業績について

今回はのオプティム社の2021年3月期第2四半期決算から見ていきます。

売上高・利益は順調に上昇しています。

テレワークの需要拡大からライセンスの売り上げが伸びています。

<株価>

株価は2019年までは1,000円前後を遷移していましたが、コロナ禍を追い風に約3倍の3,000円台になってきています。上昇傾向です。

3C分析

今回はオプティム社を3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

IOT市場は今後も成長すると考えられます。年間平均成長率は12.1%で成長すると言われています。2024年には12兆6,363億円と言われています。特に製造業は国内GDPでの比率が高く、国策としてIT・IOT活用を推進していることで市場規模が膨らんでいます。

Competitor(競合)

SI・ソフトウエア開発としての競合はTKC・NSD・富士ソフト・兼松エレクトロニクスなどになります。また各分野で競合が異なってきます。モバイル端末管理であればサイボウズなども競合になってくるでしょう。

Company(自社)

オプティム社はモバイル端末管理でのライセンス売上げがあるので毎月のストックがあり収益が安定しています。また技術力もあり世界初のを実現する特許も開発しています。各分野にこれほどIOT・AIでサービスを提供しているのは国内にほどんどいないでしょう。

各分野でのシェアナンバーワンを獲得しています。

まとめ

オプティム社はIOT・AIを各分野でサービスを展開している点が強いと思います。各分野で開発したノウハウを横展開することも可能です。ただ IOT・AI 分野が競合がひしめいています。国内だけではなく海外も気になるところです。個人的には医療×ITのオンライン診療の分野に注目してます。遠隔医療は今後特に注目される分野だと思います。

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