企業分析

企業分析-株式会社ZOZO(3092)

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業績について

今回はZOZO社の2021年3月期第2四半期の決算説明会資料から見ていきます。

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売上高は順調に伸びています。 利益も右肩上がりです。

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業績が好調の為1株利益も上昇しています。

<株価>

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ZOZO社の株価は一時4,500円台としていましたがZOZO離れが深刻になりそこから下げていました。ただ前澤さん退任後とコロナ禍が追い風となり一時3,000円前後まで回復しています。

3C分析

今回はZOZO社を3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

ファッションEC市場は1.6兆円程とされています。ファッションの小売り市場の成長はなく横ばいが続いていますが、 ファッション小売市場全体に占めるEC市場の割合(以下、EC化率)は、欧米では20%前後になっている中、日本においては未だ13%程度と言われています。新型コロナウィルスにより通販でモノを購入することがより当たり前になってきたので小売業としてもEC化は必須になってきています。今後より成長する可能性は十分にあります。

Competitor(競合)

大きくECサイトとして競合を考えるのであれば、Amazon・楽天・ヤフーショッピングとなります。ただ比較すると出店側のモデルも異なります。Amazonは自社倉庫を持っていますが楽天などはもっていません。ZOZO社はそこが国内大手ECサイトと比較しても強いところでしょう。 ただアパレルとなるとユニクロなども競合として考えないといけないかもしれません。

Company(自社)

ZOZO社の強みは、国内では若者に圧倒的な認知度があります。とりあえずZOZOで服を見ているというのが習慣化している人もいるようです。また出店側のメリットとしても在庫管理や発注、マーケティングを行わなくてよいので手数料を払ってまでも出店したくなります。自社で倉庫を持ち、物流周りも代わりにZOZO社が行ってくれるのは付加価値が高いです。

まとめ

社長交代し、ヤフーの傘下に入ってから株価含めて落ち着いたZOZO社ですが、今後どのような展開をしていくのでしょうか?ヤフーの経済圏を利用できるのは国内においてとても大きいでしょう。ただZOZOブランド(ZOZOスーツなど)で大きくこけている印象もあります。そこをいかにに巻き返せるのか。今後が楽しみです。

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