企業分析

企業分析-Jトラスト株式会社(8508)

Jトラスト株式会社(8508) サムネイル

今回は東証2部に上場をしていて海外でも金融事業を展開するJトラスト株式会社(8508)を簡単に企業分析をしていきたいと思います。

Jトラスト株式会社(8508)の事業全体像

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Jトラスト社は、金融事業を中心として展開をしている企業です。積極的にM&Aを行っており日本だけではなく東南アジア(韓国・シンガポール・インドネシア・カンボジア・モンゴルなど)でも事業を展開しています。日本で得たノウハウを海外展開をしています。会社としては傘下に金融事業を有しホールディングカンパニーとなっています。連結子会社29社になっています。

総資産は2008年の120億円から約7,000億円に迫る規模にまで成長しつづけています。

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事業モデルとしては信用保証業務と債権買取回収がメインとなっています。信用保証業務とはアパートローンや海外不動産担保ローンなどの保証を行っています。日本ではクラウドファンディング保証の取り扱いも始めています。

韓国・モンゴル金融事業ではJT貯蓄銀行が行う、銀行業務やリース。債権買取回収業務を行っています。日本事業とこの韓国・モンゴル事業内容が収益安定している様子です。直近は東南アジア市場に力を注いているようです。

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ただ新型コロナウィルスの影響で事業ポートフォリオの再編を行っているようです。 韓国の、トラストカード J、不動産事業のキーノート、貯蓄銀行の株式売却契約を締結した JT、親愛貯蓄銀行を売却しています。

また子会社ではブロックチェーン情報サイト「コインポータル」の運営やビットコインを取引するために必要な情報をすべて簡単操作で実現できる「J-Bits」の取引アプリ「ビットトレーダー」も運用しています。

業績について

今回は Jトラスト社の2021年3月期第2四半期決算から見ていきます。

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直近は営業収益は伸びるものの実際の利益はマイナスになっています。

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グループ全体でみると東南アジア金融事業の収益が半分以上をしめています。ただ新型コロナウィルスの影響でダメージを受けています。

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日本金融事業ではパルティール債権回収が取り扱う請求債権債残高は8,198円に増加しています。リース・クレジットで約半分を貸付債権が占めています。

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Jトラスト社は国内トップの債権回収力おようで順調に営業収益・営業利益共に伸びています。

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韓国・モンゴルでは債権価格の高騰を受けてTAアセット大規模な債権売却を行い営業減益となっています。JT 親愛貯蓄銀行とJ貯蓄銀行を売却したことで収益は大きく低下が予想されます。

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東南アジア事業ではM&AによるJTRB負のれん代で赤字幅はやや縮小しています。今後収益の柱となるかどうかが期待されています。

<株価>

企業分析-Jトラスト株式会社(8508) 株価

※2021年5月時点

Jトラスト社の株価は大きく右肩下がりとなっています。ただここ最近は上昇傾向にあり300円台を推移しています。

3C分析

今回はJトラスト社を3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

今後収益の柱となるのを期待されている東南アジアを市場規模で考えていくと例えばインドネシアでは、実質GDP成長率は5%と伸びています。ややコロナで停滞していますが、中小商店を対象とした事業者向けのローンが広がっています。インドネシアは東南アジアの最大の人口を有しているので市場規模としては大きいでしょう。

Competitor(競合)

国内で競合となるのがオリックスやアイフル、SBIHDとなっています。東南アジアや韓国に力を入れているのは競合と比較してもJトラストが優位になっているかと思います。

Company(自社)

Jトラスト社は日本得たノウハウをうまく海外展開していると思います。債権回収の率・質の良く各企業からの人財が終結をしています。また投資事業も行っていて投資リターン実績も35%と好成績を残しています。

まとめ

今後人口ボーナスが確実にある東南アジアでどのくらい成長してけるのかが重要になってくるのではないでしょうか?最近は決済・仮想通貨など金融系のニュースが多いので今後の動向が期待できます。

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