今注目されている市場があります。それは「SaaS(サース)」です。今回はSaaS(クラウド)関連銘柄をいくつかご紹介します。別名クラウド関連銘柄とも呼ばれています。
「SaaS」とは、「Software as a Service」の略称でクラウドコンピューティング上で利用するソフトウェアやアプリケーションのことを言います。現代はクラウドの時代です。
従来のソフトウェアの販売は自身のコンピューターにソフトウェアをインストールすることが多かったですが、
SaaSはインターネット環境さえつながっていれば、インストールの必要なくサービスを利用することができます。
必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるのです。企業としてもコストを低く抑えられます。
多くの企業や個人で、クラウドサービスを使ったSaaSの導入が進んでいて
今後SaaS市場は年平均12%以上で成長していくようで、2020年には1.3兆円にまで拡大する見通しです。
また新型コロナウイルス下のリモートワーク推進がSaaS関連企業に追い風となって
全体的に売り上げを伸ばしています。
今回そんなSaaS(クラウド)時代で注目が集まっている関連銘柄に注目していきます。
SaaS関連銘柄 本命10選!
SaaS関連銘柄は結構多いのですが、個人的に気になってさらに注目されている銘柄を10つご紹介します。
Chatwork株式会社(4448)
Chatwork社は、チャットツールを提供している企業です。SaaS+サブスクリプションのビジネスモデルです。
社内のチャット利用でビジネスコミュニケーションを円滑にし、業務効率化をすることができます。
情報共有・タスク管理機能・ファイル共有機能・ビデオ会議などざまざま機能があります。インターネット環境があれば、どの端末でもログインでき利用可能です。スマートフォンからでもチャットツールを利用することができます。リモートワークの普及でChatworkを導入する企業が増えてきています。
<株価>
※2020年10月時点
Chatwork の株価は上場来最高値の圏の位置にいます。上場当時そこまで投資家の注目を集めていませんでしたが、新型コロナウィルスの影響でテレワーク需要拡大しビジネスチャットが注目されています。海外のSlack、Microsoft Teamsが国内ビジネスチャットの競合とも言えます。ストック型のビジネスモデルであるために収益は安定しております。
株式会社マネーフォワード(3994)
マネーフォワード社はBtoC、BtoBともにサービスを展開しています。
個人向け家計簿アプリの「マネーフォワード」と法人向け「MFクラウド」です。
家計簿アプリでは個人のお金を見える化することができます。利用は無料ですが有料版になると利用できる機能が増えます。
法人向けサービスは経理や人事労務における面倒な作業を効率化する統合ソリューションとなっています。両サービスともクラウド経由で利用することができます。利用者数の急増に伴って売上高も右肩上がりに伸ばしている企業です。
<株価>
※2020年10月時点
マネーフォワード社も上場最高値を更新しています。株価は右肩上がり。 主力の会計・人事クラウドは顧客単価増加で好調。個人向けのアプリの利用数も増加。さらにAPI連携先を増やしており商品の使い勝手の向上を図っています。
freee株式会社(4478)
freee社は、クラウド会計システムでシェアNo.1を獲得しているSaaSビジネスを展開する企業です。会計だけではなくバックオフィスを効率化を行うサービスとなっていて 請求書発行・管理、予実管理や人事労務部分では勤怠管理、入退社管理、給料管理まで色々行うことができます。無料で利用できる部分もありますが、基本的には有料課金でサブスクリプションモデルとなっています。個人事業主のスモールビジネスから上場準備、上場している企業なども導入しているツールです。
<株価>
※2021年6月時点
freee社の株価は、上場後、コロナ禍を得ても大きく右肩上がりで上昇しています。SaaS関連やDX関連でもある為注目を個人投資家から浴びています。
株式会社サイバーセキュリティクラウド(4493)
サイバーセキュリティクラウド社は外部からのWEBサイトやWEBアプリケーションへのサイバー攻撃を防ぐセキュリティサービス(WAF)を
提供しています。サイバー攻撃を遮断し、個人情報の漏洩やサービス停止などのトラブルを防ぎます。
SssS型ビジネスモデルとなっていて、サブスクリプション型の為売り上げもストック型です。
AmazonのAWSのクラウドサービスに特化したセキュリティ製品も販売しています。ちなみにサイバーセキュリティクラウドはIPOから+1,001%一時期上昇しています。
<株価>
※2020年10月時点
Webセキュリティサービスが順調拡大し、AWSユーザー向けも堅調増加しております。上場時の株価は超えられていませんが、新型コロナウィルスにまぎれたサイバー攻撃が宇増えているようでセキュリティ対策の需要が広がっています。今後の伸びる市場ではないでしょうか?
株式会社テラスカイ(3915)
テラスカイ社はSaaSとEAIを得意としてSalesforceの国内NO.1インプリパートナーとしてサービスを展開しています。導入企業数は4,000社以上あります。取り扱っている Salesforceは全世界で利用されている顧客管理CRMツールとなっています。クラウドベースのサービス提供となるのでザSaaS型のモデルです。 他テラスカイ社はSaaS型アプリケーションと社内システム、あるいは SaaS 同士の連携を行えるデータ連携サービス「SkyOnDemand」も展開をしています。
<株価>
※2021年1月時点
テラスカイ社の株価は徐々に右肩上がりに上昇しています。特にコロナショックで一時下げたもののそこから上昇を続け2倍以上の伸びとなっています。リモートワークで営業管理・顧客管理ツールの需要が拡大してきていると思います。注目されるSaaS株の1つです。
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<株価>
※2020年10月時点
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