企業分析

企業分析-株式会社FRONTEO(2158)

株式会社FRONTEO(2158)の事業全体像 サムネイル

業績について

今回はFRONTEO社の2021年3月期第2四半期決算から見ていきます。

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ライフサイエンスAIでの大型案件により業績予想通りの動きをしています。

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新型コロナウィルスによりリーガルテックAI事業が不調でしたが、ライフサイエンスAIにあたるAIソリューション事業で踏ん張っているようです。

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AIソリューション事業が少しづつ伸びています。

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リーガルテックAI事業はコロナの影響を受けつつも順調に積み上げています。

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AIソリューション事業では下半期大型案件受注を控えているようでここから切り返しをしていく様子です。

<株価>

株式会社FRONTEO(2158)の事業全体像 株価

株価に関してはコロナ禍で大きく下がり一時200円を割れる展開に。ただそこから急激に口頭し一時5倍以上の1,000円を超えてました。現在は600円前後を遷移しています。

3C分析

今回はFRONTEO社を3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

米国の民事訴訟において、膨大なデータの中から訴訟に関連する情報のみを証拠として開示する義務があるようで、その証拠を見つける為のAIソリューションを提供しています。この部分をリーガル領域と呼ぶそうです。他企業内の効率化を図る部分の文字解析を 「ビジネスインテリジェンス領域」 と呼んでいます。そして企業のDX・デジタル化の部分を 「デジタルコミュニケーション領域」 で、医療業界のデータ解析を 「ヘルスケア領域」 と呼ばれています。

Competitor(競合)

競合は、ビッグデータ解析に強みをもつ株式会社ホットリンク(3680)などが近しいですが、AI分野は様々なので似たような企業は少ないようです。AIの中でもビッグデータ解析などの分野に強みがある企業がわりと競合にあたるのではないでしょうか?

Company(自社)

強みの部分では、 独自開発の自然言語処理人工知能技術「KIBIT(キビット)」があり 精度向上、効率向上に継続的に取組む開発陣、研究所を持っている点です。独自で研究開発できる環境があることは優位でしょう。AIを用いた高精度解析を行える設備、そして解析を担うデータサイエンティストが数多く在籍していることも強いです。

今後FRONTEO社はAI活用を以下で考えています。

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まとめ

AI業界はここ数年常に注目されています。AIと言っても様々な分野がありFRONTEO社は言語部分のAIとしてサービスを展開しています。独自の研究開発から生まれた商品もある為今後どのように展開していくのかは注目したいところです。

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