企業分析

企業分析-株式会社メタップス(6172)

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業績について

今回はメタップス社の2020年12月期通期決算から見ていきます。

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売上高はファイナンス事業・マーケティング事業共に堅調に伸びています。決済部分はやや伸び悩んでいる様子。

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ローンチしたばかりのサービス「会費ペイ」「CRIA」の伸びが利益につながっています。

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事業別にみてみると国内よりも海外の売り上げが約4割以上を占めています。特にファイナンス事業での韓国と中華圏でのマーケティング事業の割合ほとんどです。

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ストック型としては、サブスクモデルでもある決済サービス「会費ペイ」などが収益フェーズで伸長しています。

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イベント関連はコロナ禍の影響がある為今後アフターコロナでの回復期待があります。

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マーケティング事業ではコロナ禍で広告主の予算削減等もややありながらも、なんとか回復傾向にあります。

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中期計画としては「ファイナンス」「DX」が収益中心を目指します。今後市場としても成長分野でもあるので当然のことでしょう。

<株価>

企業分析-株式会社メタップス(6172)株価

※2021年2月時点

メタップス社の株価は全体的には右肩下がりで800円前後となっていましたが、コロナ禍を過ぎるとやや上昇傾向に。キャッシュレスの普及と「ZOOM」との連携などプラスの材料が多いです。

3C分析

今回はメタップス社は3C分析で見ていきたいと思います。

Customer(市場・顧客)

国内キャッシュレス決済市場は2023年度には約126兆円までの拡大を予測されています。ORコード決済の普及が増えてますが、クレジットカード決済もまだまだ成長の余地はあるようです。海外展開をしているメタップス社ですが、フィンテック市場は世界で2023年には1580億米ドルに到達しCAGR9.2%で成長予測されています。

Competitor(競合)

競合としては同じく決済事業を展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社、プリペイド型電子マネーをクラウドサービスで提供する株式会社バリューデザイン、 タブレットPOS「スマレジ」をはじめとするクラウドサービスを提供する株式会社スマレジなどになってきます。

Company(自社)

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メタップス社の強みはファイナンスで得た大量のデータを利用することもでき、マーケティングノウハウもあり製品としてDX支援もできるという各分野においてシナジーを生み出せることでしょう。また海外展開も行っていて闘っていく市場が日本に比べても何十倍広いことも成長の期待ができます。

まとめ

決済はインフラとなってくるので、国内・海外でシェアを占めることはできれば株価も大きく上昇していくでしょう。DXも注目分野でもあります。フィンテック分野でのベンチャーとして今後期待していきたいです。

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